病気について調べてみよう
痔
痔は「男性の病気」というイメージがありますが、実は女性にも多いのです。以前は、恥ずかしさから診察を受けるのをためらう女性が少なくなかったのですが、最近では病院を訪れる女性が増え、患者数は男性とほぼ同じぐらいだといわれています。
糖尿病とは、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの量が不足したり、働きが悪くなったりして、血糖(血液中のブドウ糖)値が高くなる病気です。食事から摂取した炭水化物は体内でブドウ糖に分解されるため、血糖値が高くなります。するとインスリンが分泌され、ブドウ糖がエネルギー源として全身の細胞に取り込まれるのを助けたり、余ったブドウ糖をグリコーゲンとして肝臓へ貯蔵したりします。その結果、血糖値は低くなります。ところが、インスリンの分泌量が不足したり、正常に働かなくなったりすると、細胞がブドウ糖をエネルギーとして取り込むことができなくなり、血糖が高い状態が続いてしまうのです。
糖尿病の初期にはほとんど自覚症状がありませんが、血糖が高い状態が続くと、やたらとのどが渇く、しょっちゅうトイレに行く、全身がだるい、疲れやすい、食べているのに体重が減る、などの症状が現われます。きちんと治療して血糖値をコントロールしないと、だんだん糖尿病が進行し、末梢神経や自律神経がおかされて手足のしびれや痛み、感覚の低下や消失、筋力低下などの症状があらわれます。これは糖尿病(性)神経障害という糖尿病の合併症の1つです。ほかに、網膜の血管がおかされて最悪の場合は失明する糖尿病(性)網膜症、腎臓がおかされ、やがては腎不全を起こして人工透析が必要になる糖尿病(性)腎症などの合併症が起こります。
糖尿病、特に2型糖尿病の治療では、食事療法と運動療法が基本です。けれども、それだけでは血糖値が下がらないときは、薬物療法も併せて行います。薬物療法には、血糖降下剤などを服用する方法と、インスリン療法があります。血糖値がそれほど高くない場合は、食事療法と運動療法に加えて飲み薬を服用するだけで血糖をコントロールできます。しかし、血糖値が高い場合や、妊娠中またはその可能性がある場合などは、インスリン療法を行います。また、1型糖尿病はほとんどインスリンが分泌されないので、インスリン注射によってインスリンを補わなければなりません。
糖尿病の場合、食事療法が治療の大きな柱となります。食事療法を始めるにあたって、まず年齢や性別、体重、1日の活動量などをもとに1日に必要な栄養所要量(kcal)を決め、1日の摂取エネルギーがそれを超えないようにメニューを決めていきます。その際、「糖尿病食事療法のための食品交換表」(日本糖尿病学会作成)を使うと便利です。これは、基本的な食品を炭水化物の多い食品、たんぱく質の多い食品など6つの食品群と調味料に分類し、全部の食品について80kcalを1単位として重さと目安量を示したもので、この分類に基づいて食品をバランスよく組み合わせることによって、栄養の偏りをなくし、糖分やエネルギーの摂りすぎ、または不足を防ぐことができます。
糖尿病の治療では、運動療法も重要です。毎日適度な運動を行うことで、インスリンの働きをよくしたり、エネルギーを消費して体脂肪を減らしたり、心臓や肺など内臓の働きを活性化させたりします。また、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。1日の運動量は、1日の摂取エネルギーの10%程度を消費することを目安にしましょう。たとえば、有酸素運動のウォーキングや、ストレッチなど柔軟性や調整力を養う運動、筋力トレーニングなどをバランスよく組み合わせ、1日30〜60分ほど運動するとよいでしょう。ただし運動する前に、どんな運動をどの程度行ってよいか、健康状態を検査し、主治医とよく相談してから始めましょう。
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