病気について調べてみよう
糖尿病
糖尿病の発病には食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足などが大きく関係しているといわれ、食生活が欧米化して豊かになったことや、車社会になって歩く機会が減ったことなどによって患者数は年々増加しており、まさに飽食の時代の国民病といえます。
心臓を冠のように取り巻き、心臓に酸素や栄養を送る働きをしている血管を冠状動脈(冠動脈)といいます。この冠動脈が、動脈硬化などによって狭くなり、心臓に血液が流れにくくなる病気を狭心症といいます。狭心症には労作性狭心症と安静狭心症とがあります。労作性狭心症は、体を動かしている時などにしめつけられるような胸の痛みや、息が詰まるように感じるなどの発作が起き、しばらく安静にしていると治まります。労作時に心臓は多くの酸素を必要としますが、冠動脈の狭窄のために心臓への血流量が増えないことが発作の原因です。安静狭心症は、睡眠中や安静時などに胸痛が起こり、労作性狭心症よりも痛みが強く、長引きます。発作の原因は、冠動脈の狭窄が進行しているか、冠動脈がれん縮(けいれん)して一時的に血流が止まることではないかといわれています。
狭心症よりさらに進んで冠動脈が詰まってしまい、心臓に血液が流れなくなって心臓の一部が壊死してしまう病気を心筋梗塞といいます。心筋梗塞になると、突然の激しい胸の痛みや嘔吐などの発作が30分以上続き、生死に関わります。脳出血と並んで突然死が多い病気だといえます。不整脈や心不全の合併症も起きやすいため、心筋梗塞の発作が起きたらすぐに病院へ運び、治療することが大事です。狭心症と心筋梗塞は、動脈硬化が大きな原因となるため、生活習慣病の一種です。これらの病気は心臓へ流れる血液が不足する、つまり虚血になるので、虚血性心疾患と呼ばれています。
冠動脈の異常による虚血性心疾患に対して、心臓の機能異常によって起こるのが不整脈です。心臓は1分間に60〜100回拍動していますが、不整脈とは通常より拍動が異常に早くなったり、遅くなったり、リズムが不規則になったりする病気をいい、さまざまな種類があります。そのほか、右心房や右心室など心臓の4つの部屋を隔てている弁の機能に障害が起きる心臓弁膜症、何らかの原因で心筋の状態が悪くなり、心臓の機能が低下する心筋症、心臓のポンプ機能が低下して、全身に血液が十分に行き渡らななくなる心不全などがあります。心不全は、心筋梗塞や心臓弁膜症、高血圧、不整脈、拡張型心筋症などが原因で起こります。
急性心筋梗塞の発病率は月曜日が高く、勤労者、特に男性が多い、という統計結果があります。これは、土日にゆっくり休養し、月曜から「また仕事が始まる」というストレスや、生体リズムの変化が原因ではないかといわれています。月曜日の心筋梗塞の発生を防ぐには、休み明けの月曜日にフルに仕事をしようとしないで、回せる仕事は火曜日以降に分散させたり、土日に目いっぱい遊んで体力を使いすぎたりしないことが大切でしょう。狭心症や心筋梗塞の危険因子は動脈硬化で、虚血性疾患は生活習慣病の一種といえます。そのため、過食や飲みすぎ、肥満、運動不足、ストレスや過度の興奮、運動のし過ぎを避け、十分に休養や睡眠をとり、血圧のコントロールと禁煙を実行しましょう。